ユニクロにて、気になったジーンズを手に取ったらどうやらそれ、女物だったみたい。しかもローライズて書いてある。だが、そんなことでくじける俺じゃないよ。舐めんな、伊達に痩せてるわけじゃない。いつかこうなることはわかってたんだよ、ローライズ。やはりオマエとは決着をつけねばなるまいな。

3サイズあるうちの真ん中のを手に取り、フェミニンかつガーリッシュに試着室に入る。両足を通し思いきり引き上げたんだけど、なにこの股上、すげー浅え。え、ほんとに、ここで終わりなんですか? だってこんなん、全然履けてないよ、履いてるうちに入んなくない?

とりあえずチャック上げてボタン閉めて、たぶんこれで履いたことにはなってるんだろうけど、大変です、出まくってます、へそ下毛。なんだボーボーじゃないか、醜い、これは醜い。どうしたらいいかわからず、なんとなく、鏡に向ってにっこり笑うが、これがとてつもなくブサイク、救いがない。

ガックリとうなだれ肩を落とし店を出て、ああ今日は負けた、だがしかし。