日を追うごとにキツくなってくるウォンさんのスメル、正直厳しいなあ。だってウォンさんは人間なのに、何故か犬のニオイがするよ。また昨日より更に増している髪の毛のテカリは、整髪料のソレじゃない。

僕らウォンさん抜きで談合したよ。あれはどうにかならんもんか。でもさーそれってひょっとして、文化・風習の違いとか、とやかく言ったらいけない感じで、本人自覚があるのかどうか、言いづらいよなあ、「風呂入れ」なんて。

そんな折、ウォンさんも交えて歓談中、話題はその場に居合わせていない、クネクネしてる女っぽい南雲さん(男)のこと。

「相変わらずあの人はすごいっすね」

「あのシャツは奥さん何も言わないのだろうか」

「つーか私服見たことあります? これがまたすげーんすよ」

「んで最近は特に香水がキツイよね」

「ソウネ! あの人、香水クサイね!」

「ですよねー」

「でも、ワタシ、もっとクサイね! だって風呂入ラナイから!」

「入れよっ!!」(全員で)