「なーまっつん、メルヘンニュース聞きたくない?」

「え、なんですか? それ」

「昨日さあ、オリベたんがそこにあるアマリリス、いじってたんだけどさ」

「はいはい」

「花びら掴みながら、『ポテチみたい…』とか」

「ほうほう」

「茎を握りながら、『ネギみたい…』とか言ってて』

「ふんふん」

「しまいには花に顔つっこんで蜜吸ってたよ」

「きゃー!」

「いやーあれは萌えたな。萌え」

「ええーなんか、嘘臭いですよう」

「嘘でなどあるものか。あ、おーい、オリベたん、こっち来な」

トテテテテ… 「…なんですか?」

「昨日蜜吸ってたって本当?」

「…え、えーと」

「オリベたんは妖精なの?」

「…あ、あのう」

「か、かわいい…食べちゃいたい!」

「おいまっつん、おまえはおっさんか」

「だ、だって、オリベたん、あんたって子は…」

「…わたし、今年はセクシーな女を目指すんです」

「「………え?」」

「じゃ、じゃあ俺もセクシー目指す!」

「わ、わたしも!」

「オラもだ!」

「おいどんもでごわす!」

「あっしも!」

「あちきもー!」

「「「「「「あっはーん!」」」」」」

「「「「「「うっふーん!」」」」」」


我がチームの今年の目標:セクシー