我々のようなシステム技術者っつうかITドカタにとって、職場における三種の神器といえばシャーペン、サンダル、お菓子じゃないですか。けっきょくこの3つさえあれば仕事はできるんです。

そんでまあ、中でも最も大事なのはお菓子ね。ある種外界から隔離された魔窟である職場において、お菓子以上の価値を持つものは、ないと言っていい。人は情や金では動かない。人はお菓子で動く。お菓子を持つものはプロジェクトを制す。お菓子を持たぬものはシャーペンで目を突かれたり、サンダルで叩かれる世界です。

かくいう私も、お菓子を食わないと仕事をする気がしない。つかできない。自宅ではまったく食べたいと思わないお菓子を、職場では異様に欲してしまう。あればあるだけ食う。あんまり好きじゃないプリッツも食う。なんかするたびにチョコ食ってる。お菓子のために頑張ってる自分がいる。

子供のころ、水族館のショー観て思った。なんでアシカやイルカは、芸をひとつするたびに魚食ってんのかと。べつにショーの合間にちょこちょこつままなくても、終わったあと楽屋で落ち着いて、まとめて食えばいいのに。すぐにご褒美をもらわないと芸をできないのか。やっぱり動物だなあって馬鹿にしてた。

でもいまの俺には、あいつらの気持ちがよくわかるんよ。