「まんこ」と聞こえたほうに視線を移すと、女子高生の3人組と目が合った。笑い出す彼女達。大騒ぎしてる。大声でじゃれ合いながら、奴らは去っていった。

休日の昼間、池袋の街中で、女子高生が発する「まんこ」という言葉に、今、どれほどの価値があるというのだろう。

笑うんじゃねえ。つまらねえんだよ。


20世紀後半、「まんこ」という言葉の扱いは急激な変化を遂げた。それまでタブーとされていた「まんこ」は、「いただきまんこ」や「ごちそうさまんこ」等とのたまうイノセントが売りの可愛い女子達の出現によって、本来の淫靡な役割を失った。それは「まんこ」にとっての革命であったといえよう。そしてそのことは、もはや「まんこ」ごときで笑いを取れるほど簡単な時代では無くなったことを意味するのである。


この時代に「まんこ」でゲラゲラ笑ってる女子高生。最悪だおまえら。劇的につまらねえ。殺意すら覚えるね。だがまあいいさ。

どうせおまえらはそのまま、つまらねえ成長をしてつまらねえ男と出会い、つまらねえ結婚をしてつまらねえガキを生み、つまらねえガキをつまらねえ人間に育て、つまらねえ椅子に座ってつまらねえ生涯を終えるんだろう。

でも、まあとりあえず、そのつまらねえまんこを、俺に舐めさせろ。 いいから!