家の近所の薬屋が店を閉めちまったよ。とても不便だ。だから悲しい。それは不便で悲しい出来事だ。人って奴は、悲しいときには必ず詩を創るもんだから、僕も創ろうと思う。机をステージにみんなで卒業を歌おう。
クスリ屋のおっさん
いつもあなたは
目の下にものすごいクマ
あなたの顔を見るたびに
僕は思った
おまえがクスリ飲めよ
いやひょっとして実は
たくさん飲んでいたのか
よくないやつを
それはそうと僕は
一度でいいから
あなたの笑い声が聞きたかったよ
どんな笑い方がいいかって?
おっさんあんたもクスリ屋なら
それくらい自分で考えろ