こないだ散歩しててみつけた、かわいいカフェに今日は来てみたの。あいにく小雨がぱらついててなんだか寒いけど、あたしは断然外の席よ。なんかそのほうが、得って気がしない?

うーん、なんだかよくわからないドリンクがメニューにいっぱい書いてあるけど、よし、これにしよう。ちょっとすいませーん…あり? 無視されちゃった! えへへ、あのーすいません! すいませーん! ちょっと! あんた! こっちよ! ほら! あたし!

やっと気付いた? あれ? こっちに向かってくる店員さん、ちょっとかっこいい? てか、モロ好みっぽい! 髭が素敵だわ。いやん、あたしったら大声で呼んじゃって恥ずかしい。あ、えーとあの、キーコーヒーください!

…うん、美味しい。やっぱりコーヒーはこれに限るわ。うん? あ、猫! きゃーかわいー! こっちに来るニャン! 仔猫がどれほどセクスィーかってこと教えてあげるわ! やーんちいさい! この子、落花生食うかしら?

ぎゃー! 痛い! かーまーれーたー! 指、ちぎれる! ええい! クルクルピューーーーーグシャ。…ふう、なかなかやるけど所詮は猫ね。人間様を舐めると承知しないんだからね。生きてたならまたいらっしゃい!

いけない! こんなことしてたらコーヒーが冷めちゃう。ごくごく。ん? なんか口の中に異物が。なにこれ? ペッ!

あん、蝿だった★