うちの近所のラーメン屋のオヤジがすごく気に食わないってことは前に言った通りだから、そのことについて改めて詳しくは述べないよ、忘れたなんて言わせない。

ところがその店のラーメンは不味くないどころか結構美味くて、僕はその味に飽きるまで足繁く通ったものさ。今となっては屈辱的な思い出だが、まあしょうがないよ。全てが思い通りにいくことなんて、滅多にあるもんじゃないんだからさ。

そんなわけで、もう味に飽きてからはそのラーメン屋には寄り付かなくなっていたんだけど、先日そのラーメン屋の上の階に定食屋がオープンしたので早速行ってみたんだ。カウンターの席に座りオムライスを頼むと何故か店のおばちゃんが電話をかけた。そして現れたのは下のラーメン屋のオヤジ! うげ。ここもオヤジの息のかかった店だったのか!

久し振りに顔を見るオヤジだが、相変わらず憎たらしいー。なんともうまく説明できないんだけど、とにかく嫌いなものは嫌いなんだ。でも、あーもしこれで出されたオムライスが美味かったら、悔しいけどしばらくこの店通っちゃうんだろうな…

そして出てきたオムライス。意を決して一口食べる。む、不味い、やったー!!