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どうしても行かなきゃいけない理由ができたので、雨の中原宿へ。かわいい子がたくさんいたので、これみんなエキストラなのかなーと思った。
待ち合わせた友人と食べ物屋を探してウロウロ。友人はしきりにキョロキョロしながら「ここは裏かな?」とか「この辺は表?」とか聞いてきた。僕は適当に「まあ、裏っちゃあ裏かな?」とか「まあ、言ってみれば表だよね」とか答えていたのだが、そんな煮え切らない僕の態度に愛想を尽かした友人は、道行く人に突然「ここは裏原ですか?」って質問しだしたので、必死になって止めた。「裏も表も関係ねえよ! 胸を張れよ! 前を見て進め!」と説得した。
それでも彼は納得できないような顔をしていたので、ラフォーレの最上階に藤原ヒロシが住んでるんだと教えてあげた。すると彼の表情に明るさが戻った。
ところがまずいことに、その後行った芝居の会場がラフォーレの最上階だったので、それから彼は僕と目を合わせてくれなかった。