なんかテレビが、最近の女子高生はルーズソックスを履いてないとか、言ってたんだ。だから街中でチラ見及びガン見を駆使し、女子高生を調査した結果、どうやらそれは本当なんだね。ルーズソックスを履いている女子高生がひとりもいない。いやーまいった。まったく次から次へと問題が降ってくるんだからな。

まあこれには俺も責任を感じざるをえない。確かに近頃は女子高生に対する興味が薄れていたせいもあって、彼女達の足元を見張るのを怠っていた。でもさあ、俺になんの断りもなく、ルーズやめちゃうのって酷くないすか? これって裏切りだよね。なんだか寂しいよ。誰か止めるやつはいなかったのか。どんなに時代が変わっても、失ってはいけないものってあると思うんだよね。

みんな薄々わかってることだけど、ナースはけっこう、ズボンを履いてる。自分が思い描く女子高生もナースも、いまや現実には存在しない。こんな世の中になってしまったのは、サービス精神の欠如が原因ではないだろうか。流行や機能性よりも、大切なものはあるんだよ。それは人を思いやる気持ちです。求める人がいるならば、できる限りのものを与えましょうよ。女子高生はルーズソックス、ナースはスカート、OLはパンストがいいじゃない。なにも俺だって好き好んで、毎日ネクタイを締めてるわけじゃないんだよ。