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職場の女性が言うんだよ。スタバのタンブラーでコーヒー飲みながら、携帯でmixiを更新しつつ言うわけよ。もちろんピラティスにも通ってるこの人が、「ギター弾きたいんです」ってね。

はあ。弾いたらいいんじゃないの。ところがその後に続いた台詞がまずかった。「やっぱり爪伸ばしてちゃ駄目ですかね？」って。出た。これだよ。そりゃ駄目だ。少なくとも弦を押さえるほうの指は、爪が伸びてたらちゃんと押さえられないよ。

「えー、それじゃあどうしようかなー」なんて、迷ってるくらいならギターなんて諦めろ！ そんな気持ちでギターに挑む奴はジミヘンに燃やされろ！ ボンゾがホテルの窓から投げ捨てたテレビを顔で受けろ！ クロスロードで車に轢かれろ！ ウクレレも無理だからウイイレやってろ！

「クラシックギターが弾きたいんです」ってね、なおさら大変だっつの！ たぶん30分で指が痛いって泣くね！ 1時間で投げ出すね！ すぐにギターはそんな甘いもんじゃないってことを思い知らされて、そんでmixiを更新するね！

そのようにきっちり言ったった。ギターを弾けない俺が言ってやったよ。