いくら気をつけてても風邪をひくからいやになるよ。いったいどういう仕組みになってんだ。新宿で飲んでたらぐんぐん調子が悪くなった。風邪が体に沁み渡っていくのをひしひしと感じた。それでは健康な皆さん、僕はお先に失礼しますと帰ってきた。

翌日は出勤したけれど、だるいし体の節々が痛い痛い。それでも一日働いてたら、いつの間にか節々の痛みは消えたみたい。ところがそのかわりなのか、帰る頃には左足のかかとがすごく痛くなってた。

この状況から察するに、たぶん風邪ねえ、かかとに寄り集まって溜まってんじゃないのかな。たまたま俺の動きによって、なんかうまいこと一ヶ所に風邪が集められたっていう。この説は話した人全員に否定されたけど、俺の体のことは俺がいちばんよくわかってるんじゃい!(ちなみに乳首はあまり感じません)だから風邪はいま確実に、この左足のかかとにある。

それならブランコにでも乗って遠心力をお借りして、足を蹴り上げたらすぽーんて、遠くのお山にでも飛ばせやしないかな。しかし遠くのお山には、ちょくちょく子供の痛いのが飛んで行ってるはずだから、さらに風邪まで飛ばすのは、さすがにちょっと気の毒だ。

じゃあ風邪は新宿辺りにでも飛ばせばいいか。