筋トレがつらすぎる

こんにちは、筋トレしてますか。僕はしてます。プロテインを初めて飲んだとき、ああ、一線を越えてしまったなと感じた。なんか本気じゃねえか。20年前の僕はプロテインを飲む奴なんて筋肉バカだと思ってた。今の僕はまだぜんぜん筋肉がついてないので筋肉バカではなくただのバカです。

それにしても筋トレってつらくない? ただただ苦しい。なにしろもう俺なんか毎回泣いてる。涙流してひーひー言いながら何やってんだろと思う。世の中は楽しいことであふれているってのに、こんなつらいことを自ら進んでやるなんてどうかしてる。今すぐこんなことやめて溜まってるテレビブロスを消化しようといつも思う。

もうこんなにつらいんだから、それでも続けて頑張ってるんだから、マッチョになったら思う存分見せびらかしてやろうという気になる。なるほどね、だからマッチョな奴って体つきが目立つ服を着たり、すぐ服を脱ぎたがるのか。

そんなの俺だってマッチョになったら絶対やるから。もうピッチピチの服着てね、すぐ水辺行こ〜って言う。そんであっついな〜つってバッと脱ぐ。そしたら女どもがキャーキャー言ってね。それだけをモチベーションに頑張っているので、いつか僕がそんなことをしても少しは我慢してくれよな。

ミニスカOLが増えている

なんか最近、ミニスカのOLが増えてない? 特に若いOLのミニスカ率が上がった気がする。

確か昔はミニスカのOLは年増が多かった。たぶんその頃は職場に長くいてそれなりの地位(これは役職に限らない)を築いたOLじゃないとミニスカを穿けなかった。

若いOLがミニスカを穿いて来ようもんなら、給湯室でお局達に囲まれて「そんなに見せたいならこれでも穿いてな!」ってキチガイみたいな短さのスカート穿かされて、客のとこにお茶を持って行かされる。

男の上司も黙ってない。会議室に呼び出されて「それはつまり誘ってるんだろ?」って下腹部をまさぐられる。今じゃ考えられないことだけど、セクハラなんて当たり前だったから。

今では企業がコンプライアンスを強化するようになって、そうした事象は減り、怖い先輩がいなくなっちゃった。そして若い怖いもの知らずのOLが奔放にミニスカで出社するようになった。

若いミニスカOLの増加に伴い、男性社員は仕事が手につかなくなり、生産性は下落した。景気は更に落ち込み、日本の将来に希望が見いだせない。

この状況を打破するためには、誰かが憎まれ役を買って出て、ミニスカOLにセクハラをしまくることが急務である。非難を恐れて誰もやろうとしないのならば、もう私がやるしか……!

お部屋探し地獄

引っ越した。今回は次の更新まで期間があったから余裕を持って新居を探せたんだけど、そうなってくるとなかなか決められないね。たくさん内見したけど、どの部屋もちょっとだけ気になる欠点があったりする。階段が急過ぎたり、電気コンロだったり、ベランダに出るとトンカツ臭かったり。

そういえばデザイナーズ物件も内見したんだけどなんだあれ。いやオシャレなのはいいんだけど、なんか無理矢理だなって。2階が入口でダイニングキッチン、3階が寝室とバルコニー、1階がバストイレと洗濯機置き場。やたら空間を縦に通そうとすんのな。そんで階段の手すりの柱が少なくてスカスカだから、こんなとこ住んだら俺いつか絶対に誤って落ちる。寝ぼけて死ぬのは嫌だ。これがオシャレに命をかけるということか。オシャレと安全が共に生きていく道はないのか。

だいたいデザイナーズ物件に住むための服がないわ。スエットにキティサンダルでヨーカドーの買物袋下げてこの部屋に帰れないだろ。尾行してた公安だってずっこけるわ。やっぱりグラサンして上半身裸にネクタイ&ジャケットでギターケース背負って帰ってきて、グラサンも服も脱がずに煙草くわえたままシャワー浴びる人じゃなきゃ無理だろ。俺は健やかで穏やかな余生を送りたいので普通の部屋がいい。

そんなこんなで散々探した末にやっとみつけた部屋に住み始めて、嬉しくてニヤニヤしてる。駅まで歩く途中で、内見したけど選ばなかった部屋を眺めて、やっぱりここにしなくて良かったと喜んでいる。ネットで物件を探していたせいでいまだにバナー広告にオススメ物件が表示されるんだけど、そしたらクリックして物件の情報を見て、うちのほうがいいことを確認してほっとしてる。この行為は日課と化していて、しばらくやめられそうにない。

かっこいい肩書きで呼ばれたい

イラストレーター、小説家、デザイナー、ミュージシャン、俳優など、さまざまな顔を持つ」とか言われたい。そういう人生がよかった。多方面で活躍したかった。

いや、でもでもでも、肩書きってのは自己申告だ。そのうえ、それで飯が食えてなくても名乗るのは自由みたい。だったらもう、メモ帖に落書きするだけでもイラストレーターと言えるんじゃないか。日記を書くなら随筆家。ギターでコード鳴らせたらギタリスト。食べるのが好きで能書きが多いなら料理評論家。アナルが好きならアナリスト。

元なんとかってのもあるよ。元女子高生とか。元女子中学生とか。だいたいの女はそうだ。これといって自慢できる過去がない人も、元赤ちゃんなら言えるでしょ。

あとはハイパーメディアクリエイターみたいに新しく作っちゃうケースね。新宿系自作自演屋とかスポーツ冒険家もそうね。またはシンプルに「人間」「美人」「巨乳」なんてどうですか。そのくらいのハッタリをかませられる人こそが成功するんじゃないか。すごくバカな肩書きの名刺を刷っちゃったら、これで売れないと恥ずかしいから頑張れるんじゃないか。

不満と妥協

定食屋で店員の女の子に「今日の日替わりランチは何?」って訊いたら「え……少々お待ちください」って確認しに行っちゃった。なんで。だってそれ、昼時の定食屋で最も重要なことだよ。今日のランチが何かも知らずにフロアに立つなんて、武器を持たずに戦場に立つようなもんじゃないの。

そんでまあ注文して、料理が出てくるのを待ってたんだけど、なかなか出てこない。僕らのいるテーブルのすぐ後ろでは、フロアから厨房に向かってものすごい剣幕で怒鳴っている男の店員がいる。「この野郎、そうじゃねえだろバカ野郎! 違うんだよこの野郎バカ野郎!」って延々と。怖い。あの人は気が狂っているんじゃないかと思う。

それからしばらくしてやっと出てきた定食。僕はご飯を小盛りで頼んだのだけど、出てきたご飯は並盛りをよそったあとにそれをざっくりとえぐった形をしていた。うん。定食を無言でかき込んで、早々にレジへと向かう。

レジでは先ほど狂ったように怒鳴っていた店員が満面の笑みで待ち構えてた。そんでその人がカーディガンを着ていて、胸のワンポイントで熊がバンザイなんてしてんだよ。そんな可愛い服着て、でも身内にめちゃめちゃキレて、客には笑顔で。お金を払う僕の手が震えているのは寒さのせいじゃない。

とにかくいろいろと酷かった。何が腹立つって、その店が小奇麗で小洒落てるんだよ。だから小汚い店なら入る前からある程度の覚悟はできてるとこあるから、店員の対応が悪くても想定内なんだけどね。それが小奇麗な店で対応が悪いと、なんか騙されたって気になる。さわやかで優しそうな男性に突然殴られたようなショックがある。

しかしこんなことを言いながら、結局週一くらいで利用してしまうんだろう。だってこの店は職場から近いし、味と値段はこの辺の店の中ではそこそこだ。納得がいかない部分がありながらも妥協してズルズルと付き合いを続けるのは、こういう酷い店を助長させるだけで良くないことなのはわかってるのに。なんだかろくでもない男と別れられない女みたいだ。